神戸市垂水区の丘陵地に文教都市として開発された学が丘(まなびがおか)地区の南端に、学が丘南公園があります。
エリアの中では端っこであまり行きやすい場所ではないのですが、元々の丘陵地が造成されてのっぺりとしてしまった学が丘地区の中では、No.2503 学が丘北公園と並んで地形の起伏を取り込んだ公園となっています。
バス通りから入ると、少しだけ舗装された広場があり、ここにトイレやベンチなどが集まっています。ここを除くと、あとは基本的には斜面地の林か、林内の園路・広場です。
林の部分の植栽は場所ごとに種類がくっきりと違っていて、No.2503と比べると公園整備時に人工的に植えたものが多いような気がします。もっともNo.2503も、アカマツなど二次林らしい種類が多かったのは、公園から奥に進んだ小束山県有林の区域だったのですが。
基本的な使い方は「起伏のある林の中の園路を散策する」ということになるのですが、もう少しアクティブに使いたい方向けに、健康器具の点数を増やしても良いように思います。
静かに散策したい方向けには、ところどころに林間の小広場が設けられており、ベンチやテーブルも置かれて寛げるようになっています。
木立に囲まれたメインの広場も、なかなか落ち着ける場所になっています。
何に使っても自由なのですが、緩い傾斜がついていることと周りの風の影響が少なそうなこととで、フリスビーや手投げ飛行機などで遊ぶのに良いかも知れません。
そんな学が丘南公園で見つけた謎物件がこちら。金属製で、太く大きな横木を頂上に置き、下には幅20cm、長さ120cmくらいの板が4段に重なっています。
エントランス広場にあるので遊具ではないし、何かを並べて置くものかと思うのですが、とくに何を置くのかが思いつきません。植木鉢とか花飾りとか、植栽関係のものなのかなぁ?
神戸市の財産管理用のシールが貼ってあったので、いつの日か台帳で施設名を確認してみたいものです。
静かな林の中に、わずかばかりの謎が眠る学が丘南公園でした。
(2021年10月訪問)
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