神戸市垂水区の中心駅である垂水駅の東を、福田川という二級河川が南北に流れています。この川の東には河岸段丘崖が続いており、ざっくり20メートルほどの高低差がついているところもあります。
したがって川東に行くためには急な坂道を上らねばならず、そんな土地についた地名が「這上(はいあがり)」。住宅開発で小字は姿を消しましたが、坂の途中の公園名として残っています。
公園としては100平米にも満たない狭小公園で、隣に建つマンションの開発に伴って開発提供されたものと思われます。
下の写真で全体がはっきりと写っており、よく育ったサクラの樹のほかは、ベンチが2基と健康器具が1基というシンプル構成です。
植栽地を除けば敷地の隅々まで舗装されており、維持管理の手間も少ないようになっています。
「こういう状況なら、このぶら下がり健康器も別に不要なんじゃないかなぁ」と思うのですが、さすがにそこまで絞り込んでしまうことは思い切れなかったのでしょうか。
地名伝承地としての存在感を重視したい這上公園でした。
(2021年12月訪問)
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