西汐見塚公園は、JR相生駅の北東の山手に連なる住宅地の中にある小公園です。西汐見塚というからには、開発前には「汐見塚」と呼ばれた古墳でもあったのではないかと思うのですが、詳しいことは知りません。
敷地の中央部分に大きく広場を取り、遊具は外周部に沿って配置するスタイルになっています。
ラダー遊具付きの滑り台、鉄棒、揺れる動物遊具など標準的な遊具が並ぶ中に、本ブログでも初収集のものが1件ありました。
それがこちら。ブランコなのですが、独特な形をしています。
チェーンやロープではなく棒状のアームで座板を吊るす(アームと座板は一体構造なので「吊るす」という表現も変ですが)ことで、一般的なブランコにある梁をなくして、コンパクトな仕立てにしています。
室内用の簡易なものや装飾用のベンチ型ブランコなどではアーム式のものを見かけますが、公園遊具としては、箱型ブランコ以外では初見かも知れません。
揺れ幅は小さいですし、背もたれがあるところから考えても、設定としては幼児用なのだろう思われますし、そもそもチェーン等で吊るす通常のブランコと違って揺れの余韻がなく単調になるので、小学生になると楽しさに欠けるようにも思います。
設置面積は小さくて済むし点検の手間も小さいように思うのですが、それでも全国に普及しなかったのは、遊びとしてあまり楽しくないのかも知れません。
それからもう一つ気になったのは、こちらのパーゴラベンチ。
この公園の規模や施設に対して、妙に立派な仕上げだなぁと思いつつ、
裏側に回ってみたら、ゴミ収集の小屋と表裏一体になっているのでした。
こういうところは、区画整理事業で町と一緒につくられた公園だという感じが伝わってくる西汐見塚公園でした。
(2021年9月訪問)
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