2859/1000 なかじま公園(兵庫県加古川市)

2021/10/19

タコ滑り台 加古川市 身近な公園 兵庫県

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なかじま公園は、加古川市東南部の別府町中島町にある小公園です。
「別府町中島町」は書き間違いではなく、加古川市と合併する以前の旧・別府町だったころの中島町が今も町名に残っていて「べふちょうなかじままち」と読むようです。

中島町は、いまも別府川の東岸にあるので、古い時代には河口近くの中の島のような場所だったのかも知れません。

園内には、別府川の流れに角を取られて少し変形なものの少年野球なら2面同時にできるくらい大きな土敷きのグラウンドと、青いタコのいる遊び場とがあります。

この付近は、昭和中期に海岸を埋め立てて神戸製鋼などの大工場ができたことで人口が増えたのですが、当時は工場で働くために地方から移り住む人も多かったでしょうから、この広いグラウンドで盆踊りなど地域・職域の親睦行事が開かれたことと想像します。

グラウンドの南には少し細長い敷地の遊び場があり、タコ滑り台、ブランコ、シーソーなどが並びます。

タコの周りは大きな砂場になっていて、プレーウォールがぐるりとタコを囲んでいます。明るく広々してはいますが、いわばタコ壺状態。

タコ壺の横手にパーゴラがあり、その向こうの少し樹木が多めなところに、その他の遊具が潜んでいます。

遊具は滑り台、ラダー遊具、4連ブランコ、シーソーなど。数は揃っているのですが、遊具の状態としてはやや傷み気味です。遊具は使われすぎても、逆に使われなさすぎても傷みやすくなるものですが、ここは後者のような気がします。

使われにくい理由としては、タコとグラウンドに良い場所を与えすぎて、その他の遊具を隅に追いやっているところが挙げられる気がします。
グラウンドからはまっすぐ入ってこられないし、遊具コーナー全体としても、タコの横を通り抜けないとここまで来ることができないので、どうしても人通りが少なくなってしまうのです。

公園も住宅などと一緒で、人が使っていないと徐々に自然に還ろうとしてしまうので、奥の方に大事に仕舞っておくことよりも、大して用のない人でも通り抜けるような構造が必要だろうと思ったなかじま公園でした。

(2021年9月訪問)

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