水笠通西公園は、阪神・淡路大震災からの復興区画整理事業の中でつくられた小公園です。
敷地の外周部には、少し広めの幅で花壇や灌木植栽を入れています。震災前は密集した市街地で、区画整理が行なわれても公園以外にはまとまった緑が少ないエリアなので、こういう形で緑のボリュームを出すようにしているのかと思います。
花壇が大きいとお手入れは大変ですが、地域の方々が熱心に頑張っておられるのでしょう。
300メートルほど離れた隣の街区には大きくてたっぷり遊べるNo.2633 水笠通公園もあるため、こちらは幼児向けのちょっとした遊具が何点かと、大人向けの健康器具が置かれているくらいです。
健康器具は、自分の体重で負荷を加えるタイプの堅牢なものが採用されています。
あと、忘れてはいけないのが防災倉庫。震災復興でつくられた公園だけに、立派なものが備え付けられています。
それらの施設を敷地の端の方に置いて、園路がグルリと一周し、6ヵ所もある出入口と繋がっています。周りの住宅地のどこからでも入りやすくする工夫でしょう。
惜しいのは、公園の中央の一番目立つところに植えられた樹木の成長が今ひとつなことでしょうか。
訪れたのが冬だったとは言え、梢の方が欠けており、枝の付き方も偏っているなど、明らかな生育不良です。原因はわからないのですが、シンボルツリーとして目立つ場所に植えられているだけに気になってしまいます。
公園の中央で大きく育てば、いい景観になると思うのですが...
冬晴れの空の下の水笠通西公園でした。
(2020年12月訪問)
この公園は、地域住民で手入れして花を咲かせています。中央の木は、この環境では育ちにくい種類なのか?立ち枯れしたので伐採して、現在は芝生の丘になりました。
返信削除四季折々花達は、Google Mapで検索すれば見れます。
あき様
返信削除こんにちは、ブログ作者です。コメントありがとうございます。
ここを訪ねてから10ヵ月ほど経ちますが、丘の上の樹は伐られてしまったのですね。残念ですが、あれだけ枯れていてはやむを得ないかも知れません。
花壇や植栽の面積が少し広めで管理の手間は大きいと思いますが、そこがほかとは違う魅力でもありますので、ぜひ末永く育んでいただきたい公園だと思います。