長岡ニュータウンは、新潟県長岡市西部の丘陵地につくられたニュータウンです。
住宅地区、工業・流通施設地区などに分かれて計画・整備されているのですが、このうちの住宅地区である青葉台の中心的にあり、大きな時計台を持つのがニュータウン時計台公園です。
広場は、とくに野球場の内野・外野のような形になっているわけではないのですが、土敷きの部分と草敷きの部分とに分かれています。

広場の横手には滑り台、ブランコ、揺れる動物遊具など、少しだけ遊具コーナーもあります。

ただ、ニュータウン内にはもう少し規模が小さい遊具中心の公園もあるためか、この公園としては遊具は少なめです。

池は、どちらかと言えば修景用で、中にまで入り込んで遊ぶような仕立てではないのですが、水際部が階段護岸、石積み護岸になっていて水深も浅いので、ちょっと入って魚を追いかけたりして遊ぶ分にはちょうどよいサイズです。

自然の川と繋がっているわけではないので、実際に魚が棲んでいるかどうかまではわからないのですが。

この池が、ニュータウン全体から見れば高い位置にあり、公園内からニュータウン内の緑道へと続くせせらぎの水源となっているようです。

とは言え、せせらぎはニュータウンの北端まで400メートル以上も続いているので、ほんとうに池の水が端っこまで流れているのではなく、何箇所かで継ぎ足したり循環させたりしているかも知れません。

公園と、隣の小学校との間の遊歩道は「わかどおり」と名付けられています。

「わか」ってなんだろうと一瞬考えましたが、路面に埋め込まれた「和歌」のタイルをみれば一目瞭然。きっと隣の小学校では、国語のテストで「わかどおりに埋め込まれている歌からの出題」が行なわれていることでしょう。

小学校と公園との間には、柵もなく遊歩道が間に通っているだけなので、体育や学活、もしかしたら理科の授業などでも盛んに行き来がなされていると思われます。
とてもニュータウンらしい学校公園の姿を見たニュータウン時計台公園でした。

(2020年7月訪問)
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