長崎市街地にある五島町(ごとうまち)は、江戸時代から港に面した商業地だったところで、現在も中小の業務ビルが立ち並ぶビジネス街です。
No.2492 樺島町公園で登場した樺島町と町名の成り立ちが似ていて、五島列島の人たちが移り住んで開いた町だそうです。そんな五島町にある五島町公園。
区画整理された市街地で、交差点の2本の道路に接しており、非常に整った敷地形状をしています。
また周りの歩道が幅狭なところでは外周柵を設置せず、公園と歩道とを容易に行き来できるようにしているため、まちに溶け込んだ広場的な使い方がしやすくなっています。
おそらく、いわゆる公園利用者よりも、ここを斜めに通り抜けていく人の方がずっと多いと思われます。
園内で足を止めてもらうためには、ベンチやパーゴラが重要なのですが、立地から考えると、少し少なめかも知れません。
ビジネス街なので、上手に仕立てればランチの時間などには、けっこう人が出てくるように思います。
落ち着ける空間づくりの観点からすると、隣のビルの空調機が剥き出しというのもいただけません。
遊具は、この立地・規模の公園としては十分揃っています。小ぶりな複合遊具や、
昔からある2連ブランコや鉄棒など。
今どきなので、全体を芝生広場にしても面白そうな五島町公園でした。
(2019年11月訪問)
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