長崎市の中心から南へ20キロ以上離れた野母崎半島の先に、今は橋で繋がった周囲約7.5キロの樺島(かばしま)という島があります。
16世紀末に外国貿易で発展していた長崎へ、この島の人たちが移り住んで開いた町が長崎市樺島町。樺島町公園は、そんな樺島町にある小公園です。
そのように古くからの市街地である樺島町は、今も住宅や事務所などが建て込んだエリアで、その中の小さな三角地が公園敷地になっています。
三角のうち、いちばん尖った角には防火水槽が埋まっており、残る2角の方に遊具が集まって設置されています。
遊具は滑り台、2連ブランコ、鉄棒などオーソドックスなものばかりです。
すこし目を引くのは、ウェーブのかかったラダー遊具。
支えの部分がラダーの上部に飛び出していることで、遊びのバリエーションを増やしています。
ちなみに元々の樺島は、平成の大合併で2005年(平成17年)に長崎市に編入されたのですが、すでに長崎市には樺島町があったため、町名は野母崎樺島町になったそうです。
こういうのをなんて言うんですかね、「軒を貸して母屋を取られる」ではないし、「本末転倒」もちょっと違うし...
(2019年11月訪問)
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