2345/1000 しながわ中央公園(東京都品川区)

2020/02/05

身近な公園 水遊び場 東京都 品川区

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しながわ中央公園は、品川区役所の目の前、約2.1ヘクタールの敷地のなかに広場あり、スポーツ施設あり、防災施設ありと、品川区の中央公園を名乗るのにふさわしい公園です。

区役所の側から園内に入ると、まず大きな噴水を中央に、左右に芝生広場や花壇が広がる修景園地があります。

噴水や水路については、単なる修景用ではなく、中に入って遊ぶこともできる仕立てになっています。実際に水遊びに使うことが推奨されているかどうかは未確認ですが。

芝生広場については、訪れた時は養生中で入れませんでしたが、安定してくれば中に入ってくつろぐことができるようになっています。

芝生以外にも、ロックガーデン風の花壇など、なかなか凝ったつくりのものが導入されています。

水路沿いにずーっと中に入っていくと、頂上にもプリン山のような水景施設がありました。
これも、水遊びに使えるように思います。

このプリン山の周りが、園内では一番標高がある場所になっていて、大きな休憩所が設けられています。

この休憩所の裏側が陸上競技場になっており、人工芝のフィールド部分でサッカーなどもできるようになっています。

陸上競技場の北側には、アスレチック遊具、あるいはトリム遊具と呼ばれるものが集まったコーナーがありました。

ここにも小さな水路があり、水遊びができるようになっています。

ここまでの区域から、中小企業センターや体育館の建物を挟んで西側が、新幹線からもよく見える防災公園の区域になっています。
この区域は大きくは2段構成になっており、上段はヘリポートを備えた多目的広場です。

芝生広場の端の方は展望デッキになっており、その下には高低差を活かした防災倉庫が埋まっています。

ちなみにデッキ部分からの眺めは、こんな感じ。おもに新幹線を眺めるようになっています。

展望デッキと繋がる複合遊具は、災害時には柱と柱の間にテントを張って、部屋のようにして使うことができる防災対応型の製品です。

まぁ、部屋として使えるスペースはこれらの柱の間なので、4畳半あるかないかくらいなのですが。

この遊具広場の脇の方に、古い水路に架かっていたという橋が移設保存されていました。

もう少し先に行くと、地名としての「戸越(とごし)」がありますが、橋の名前は「とごえ」。

■現地の解説板より「古戸越橋(ことごえばし)」
古戸越橋は、肥後国熊本藩下屋敷跡地(現在の戸越公園内)の池から流れていた水路へ昭和8年に架けられた橋です。その後、水路の暗渠化に伴い橋の機能は無くなりましたが、鉄筋コンクリート造の橋の親柱と高欄が現在まで残されており、当時を思い出すものとして、地域で親しまれておりました。
平成28年に拡張整備した「しながわ中央公園」への避難路として水路敷を整備する際、通行の支障となることからこの親柱と高欄を此の場所へ移設したものです。

解説板の位置図に従えば、公園から外に出た、この細道が水路だったようです。

で、再び区役所の前に戻るのですが、今まで見てきたしながわ中央公園から、道路一本を挟んだ北側にも遊具広場があります。
単体でも街区公園ひとつ分くらいの内容の公園なのですが、園名板を見ると、ここもしながわ中央公園の一部であるようです。

ここも上下2段に分かれており、高低差を活かした滑り台や、

上段に食い込むように設置された幼児用のブランコなどがあります。

あとは砂場。

上段部分は、これと言った特徴のない土敷きの広場です。

と、このように盛りだくさんで水遊びが楽しいしながわ中央公園ですが、最後に公園名について考えました。

この公園の名称は正式に「しながわ中央公園」と書くのですが、「品川(しながわ)」が読めない人はおそらく「中央」も「公園」も読めないので、品川だけを仮名書きにしてもあまり意味が無いように思うのです。
でも、それは外国人の方の日本語理解に対する私の認識不足で、一般的な単語である「中央」や「公園」と比べて、地名という特殊な単語である「品川」は、やっぱり読みにくいようにも思われます。

そんなことを考えたしながわ中央公園でした。

(2019年10月訪問)

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