2290/1000 池之端児童遊園(東京都台東区)

2019/11/20

身近な公園 台東区 鉄道遺産 東京都

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「池之端(いけのはた)」は上野・不忍池の西~北に広がる町名です。
その一角、池之端二丁目の交差点の横に、池之端児童遊園があります。

児童遊園ということになっていますが、形状としてはやや幅の広い歩道の横に都電車両が保存されているもので、遊び場の要素は少なめです。

それもそのはずで、この場所はもともと都電の停留場があった場所で、都電車両の展示を主目的として整備されたものだそうです。

■現地の解説板より「旧都電停留場(池之端七軒町)」
ここ、池之端児童遊園は、かつて都電停留場(池之端七軒町)のあった場所です。昭和30年代の都電全盛期の時代には、20系統(江戸橋~須田町)、37系統(三田~千駄木二丁目)、40系統(神明町車庫前~銀座七丁目)と3つの路線が走っていた区間でしたが、昭和42年(1967年)12月に37、40系統が廃止、昭和46年(1971年)3月には20系統も廃止になり、池之端七軒町(廃止時は池之端二丁目に改称)の停留場は姿を消しました。平成20年3月、都電停留場だったこの場所に都電車両を展示し、地域の歴史が学べ、まちのランドマークとなる児童公園として整備しました。使用したレールは、東京都交通局荒川線で使われていたものを再使用しました。
台東区

少し縦長で、シュッとした印象を受ける車両ですね。
平成20年まで荒川線を走っていた比較的新しい車両だということで、池之端界隈を走ったことはないのかも知れませんが、行先表示幕がちゃんと「池之端児童遊園」になっています。

■現地の解説板より「都電7500形(7506号車)」
ここに展示された都電は7500形といわれる形式で、昭和37年に製造された旧7500形を車体更新したものです。旧7500形は昭和59年以降、台車と主要機器を流用した車体更新が施され現在の7500形となり、都電で初めて冷房装置が搭載されました。この車両は、平成20年1月末まで都電荒川線(三ノ輪橋から早稲田)を走行し、平成20年2月1日東京都交通局より台東区に譲渡されました。

公園名にも「電車」や「都電」を入れたくなる池之端児童遊園でした。

(2019年7月訪問)

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