2181/1000 南宮公園(兵庫県芦屋市)

2019/07/21

芦屋市 身近な公園 兵庫県

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さて、芦屋市南部には、昭和の中頃に旧海岸線に接して埋め立てられたシーサイドタウン(芦屋浜)と、平成になってからシーサイドタウンの沖に水路を隔てて島状に埋め立てられた潮芦屋(南芦屋浜)という2つの埋立ニュータウンがあります。
計画的につくられた町には公園と緑道のネットワークが張り巡らされているのですが、旧海岸線より陸側にもこれらとつながる公園・緑地が配置されており、測ってみると全体でざっくり3.5kmくらいの長さの緑道となっています。

この緑道ネットワーク沿いにある小公園を訪ねる連続シリーズ(全10回)。1回めは、江尻川緑道の北部に隣接する南宮(なんぐう)公園です。
江尻川緑道は、芦屋市と西宮市の市境近くを南北に通る緑道で、その名の通り、40年ほど前に江尻川という小河川を暗渠化してつくられた緑道です。

広報あしや昭和56年2月5日(第423号)

芦屋市のHPに掲載されている『広報あしや』昭和56年2月5日(第423号)に、この江尻川の改修についての記事がありました。
これによれば、もともとの江尻川は「全長800メートル、川幅6~10メートルの極めて小規模な川」だったそうで、しばしば浸水の原因となっていたために、周辺の水害対策として暗渠化が進められました。

上の記事を拡大した約40年前の江尻川。この時点で三面張りの水路となっており、あまり楽しい場所には見えません。

そして下写真が現在の江尻川緑道。

住宅環境としては、緑道にした効果が大きいことが明らかに見て取れます。

さて、そんな江尻川緑道沿い、南宮町(なんぐうちょう)にある南宮公園。
ざっくりと1,500平米くらいの小公園です。

園内で目立っているのは、赤いウェーブ型の滑り台が色鮮やかな複合遊具。

裏側に回ると、ネット、ラダー、階段など、いろいろな登り口があります。

そのほかには、2連ブランコ、揺れる乗物遊具、砂場などがあります。

揺れる乗物は飛行機。以前は機関車もあったと思ったのですが、いつの間にか無くなっていました。

砂場と、その横のパーゴラの距離も程よく、いい感じで見守りができます。

あと、掲示板に公衆電話、トイレ、防災倉庫など、周辺にお住まいの方々にとって大切なものが色々と置かれています。さらに郵便ポストまであればベストだったのですが。

ただ、子供たちがボールを当てて遊ぶからでしょう、トイレの外壁タイルはボロボロになっていました。まぁでも、これは子供が悪いというよりは、素材・デザインの選択が悪いと言えましょう。

ボールを当てる子供も含めて、多くの人に親しまれ、使い込まれている様子が伝わってくる南宮公園でした。

(2019年5月訪問)

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