2095/1000 船上東公園(兵庫県明石市)

2019/04/25

山遊具 身近な公園 兵庫県 明石市

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明石市の船上(ふなげ)は、明石川河口の西岸一帯の地名で、約1.5km離れた東岸側に現在の明石城が築かれる以前は、高山右近が治める船上城の城下町でしたが、城が移った後は徐々に町も廃れて、いつしか農地が広がる土地になっていたようです。

明治以降、明石城下町が現在のような市街地へと発展する中で、船上地区でも耕地整理を行なうことになったようで、1925年(大正14年)に耕地整理のための組合が設立され、1928年(昭和3年)に竣工しています。
そのあたりのことは、船上東公園の中に建つ、改耕記念碑に刻まれていました。

現在の船上東公園は、耕地整理の名残のある長方形状の整った敷地の中に、石の山遊具、滑り台、小広場などを持つ公園となっています。

目立つのは石の山遊具で、同じ明石市内のNo.1755 一番町公園にあった山遊具と同型のものです。

No.1755 一番町公園の山遊具

山そのものはシンプルなのですが、付け加わった土管部分が、遊びのバリエーションを増やす上でよい働きをしています。

2本のタテ土管があるため、山の頂上よりもさらに上、オーバー・ザ・トップを目指すことができます。

「山遊具あるところ、プレーウォールあり」というほどの関係性はあるのかないのかわかりませんが、ここでも柔らかい色合いに塗られたプレーウォールがありました。

砂場のそばにはコンクリート製の動物遊具。
奥のラクダはよく見かけますが、手前のサイはそこそこレア物です。

敷地の中ほどには、スパイラル滑り台を中心とした複合遊具もあります。

3本の滑り台とラダー遊具、チェーンネット遊具などが組み合わさっているのですが、屋根のついたデッキ部が縦方向にシュッと飛び出ていて、尖塔のようなシンボル性もあります。

そして、残る遊具はなぜか雲梯。
雲梯になにも悪気はないのですが、児童公園として色々な遊具があるのに、ブランコがないことが気にかかります。

今はしっかりと明石市街地の一部になっている船上東公園でした。

(2019年2月訪問)

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