2013/1000　片山町公園（神戸市長田区）

長田区を南北に流れる苅藻川を挟んで両側に丘があり、そのうち東側片方にあるのが片山町。「ではもう片方は？」となりますが、そちらは西山町。
そして片山町も、実際はNo.2007で登場した大丸山、長田山などと呼ばれる小丘の一部です。

そんな片山町の片山町公園は、片山児童館と一体的に整備された小公園です。

敷地は大きく上下2段に分かれ、下段が児童館と同じ面になっています。

上下段を繋ぐのは、大きなガケ滑り台。左右にガケ登りと階段とを従えて、なかなか均整のとれたフォルムです。

滑り台の下は倉庫か何かに有効活用されているようなのですが、窓の鉄格子を見るとなぜか「牢屋！」と思ってしまいます。

そして、こういう物件を見るたびに少し悩むのが「これって建築基準法に当てはめると、建築物になっちゃうんだよね？」という点です。屋根（滑り台）があって、壁があって、土地に定着しているので建築物の条件は満たしていると思うのですが...
改修しようと思ったら、建築確認申請を出さなきゃならないのかなぁ。

ガケ登りを通って上段へ向かい、いま来たほうを振り返るとこんな感じ。
下段部分は面積も狭く、遊び場としては滑り台の受け口としての役割くらいです。

そして滑り台の上部には厳重な防護柵。間違っても自転車で滑り台へ突入するようなことはできなくなっています。

上段は、敷地形状としては細長いのですが、下段と比べれば広がりがあり、子供たちが走り回って遊ぶのに適しています。でもボールで遊ぶと、すぐに外に飛び出して坂の下の方へ転がって行きそうです。

遊具は滑り台、ブランコ、ラダー遊具など定番どころが揃っているので、それで遊ぶことになるでしょうか。

丘の上で周りに高い建物がなく、空が広くて気持ちの良い片山町公園でした。

（2018年11月訪問）