神戸市の長田区から須磨区にかけての山麓部には、住居表示が導入されないままに住宅開発が進んだエリアがあり、一見すると近代的な市街地なのに思いがけない字名が使われていて面白いのですが、そのうちの一つ「ぬめり石」にある妙法寺西公園。
「ぬめり(滑り)石」と聞いただけで土砂災害を思い起こしてしまう地名なのですが、公園はとくにぬめっていません。
東西に細長いマンションの南側に作られた細長い公園で、いかにもマンションの陽あたり確保のために配置されたような格好です。
細長いので広場状の空間は少なく、マンションとは反対側の長辺に沿って高木植栽、遊具が配置されています。
遊具は滑り台、4連ブランコ、揺れる動物、鉄棒など。取り立てて、ぬめる感じのものはありません。
タイヤ遊具は、ぬめると言うよりはころがるですね。
他の遊具は長辺と平行に置かれているのに、なぜか鉄棒だけは直角方向で、まるで行く手を阻むかのように置かれています。この向こうには、いったいどのような危険があるのか?
(実際はすごく長い下り階段に通じています)
ジャンプして高さを測るタイプの健康器具は、汗をかいている時は手がぬめるかも知れません。
なんだか、ぬめることばかりが気になってしまうので、いっそのこと公園名も「ぬめり石公園」の方が記憶に残って良いように思った妙法寺西公園でした。
(2018年7月訪問)
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