さて、ずいぶん前にNo.1167など神戸市の須磨ニュータウンにある公園を訪ねました。
この須磨ニュータウンには、No.1167で取り上げた高倉台のほかに、横尾、名谷、落合、白川台、北須磨の計6つの団地があり、そのうちの横尾団地の公園の中核をなすのが椿谷公園です。
面積は約3.5ヘクタール、甲子園球場0.9個分くらいの広さがあるのですが、つくりはシンプルで、少年野球なら2面同時にとれるくらい大きな多目的広場を中心に置き、そこから両翼に伸びた緩傾斜地に1ヵ所ずつ遊具コーナーを取っています。
広場の彼方に眺めるのは、団地名の由来になっている横尾山(312m)。
六甲全山縦走の名物となっている400階段で知られます。
1ヘクタール近くある大きな広場の周りは階段状の空間になっており、観覧席(スタンド)のように広場でのスポーツを眺められるようになっているのですが、なぜか段差がやたらと小さく、最上段に立ってみてもあまり高い感じがしません。高低差50センチくらい?
丘の一部を削って作ったような公園なので、園内全体には段差・高低差が多いのですから、スタンド部分をもう少ししっかり作り込んでも良いように思いました。
そして、広場の北の方、妙法寺駅に近いところに設けられた遊具コーナー。
2連ブランコ、滑り台、太鼓橋のラダー遊具、砂場などがあります。
しかし、どちらかと言えば遊具よりも、こうした敷地の高低差、草むら、樹林などが楽しいタイプの遊び場になっています。
秘密基地をつくるのに向いた環境ですね。
そうした環境を活かして、定期的にプレーパーク(冒険遊び場)も開催されているようです。
もう一つ、広場から見て東の方にある遊具コーナー。
滑り台、2連ブランコ、砂場、揺れる動物遊具など、施設は北側の遊具コーナーと似たり寄ったりですが、公園が大きいだけに2ヵ所の遊具コーナーが必要だったようです。
樹木も大きく育ち、ニュータウンの公園として成熟して資産が豊かになってきたところという印象を受けた椿谷公園でした。
(2018年7月訪問)
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