高羽川(たかはがわ)は、神戸市灘区の神戸大学六甲キャンパス付近から流れ出し、約2kmを一気に下って大阪湾に注ぐ小河川です。
この高羽川が、山沿いの急な斜面地を出ていくぶん緩やかになったあたりの川沿いに、高羽川公園があります。
公園の敷地は一般道を挟んで上流側と下流側とに二分され、上流ブロックは児童公園のような施設内容になっています。
細長く狭い敷地ですが、川も含めて上空が開いているため、それほど窮屈な感じはしません。
一方、下流ブロックの方が面積は広いのですが、谷底になっているので上流ブロックよりも暗いというか、渓谷のようにも感じられる独特の雰囲気があります。
神戸の山麓開発で失われてしまった原風景を残しているとも言えます。
広場状の部分は少なく、川沿いの遊歩道が少し広くなったり細くなったりしながら100メートルほど続くような形です。
ただ、短い中にも川が曲がっていたり、上に橋が架かっていたりするところで景色が変化するため、実際以上に広く長く感じるところは日本庭園の技法のようでもあります。
夏場でも意外に涼やかで、散歩途中の一休みにちょうど良い高羽川公園でした。
(2018年7月訪問)
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