このところ訪ねている足立区の北東部は、昭和中期に大規模な区画整理事業やUR(当時は住宅公団)による開発が行なわれた地域で、そのため小公園が非常に多く、昨日のNo.1812 野耕地公園はその中では個性が弱く埋没しがちな公園でした。
一方、本日はNo.1809 元渕江公園から100メートルも離れていないにも関わらず、元来が低地な土地柄には存在しない盛土山をつくったことで特徴が強く出ている糯田公園を訪ねます。
高さが4~5メートル、長軸の長さ25メートルくらいの楕円形の築山は、階段、スロープ、崖登りなどで頂上へ到れるようになっています。
とくに石の入っていない斜面部分は、現状ではザラつきがあって普通に歩いて登れるくらいになっていますが、元々はもう少しツルツルして滑り台的に使えたのではないかと思います。
南面の土留めのような物件が埋まっている箇所も、元々はスチール製の滑り台などの遊具が据え付けられていたのではないかと思うのですが、今となっては開園当時の状況はわかりません。
スロープは、現在のバリアフリー基準を満たすようなものではありませんが、押す方が十分に気をつければベビーカーや車椅子でも登山可能なものです。
これがあるだけで、色々な人の遊び方のバリエーションを増やしてくれます。
山頂には植えられたマツはよく育っており、本格的な山になっています。
これは遊び道具にするには少々危なっかしいですが、景観的な彩りを添えてくれるものです。
その築山を見上げるように、遊具類が据え付けられています。
機関車型の複合遊具は、D358。とくに「糯田」や「足立」の語呂合わせとは関係なさそうです。
遊び方としてはシンプルですが、幅広の滑り台は少し特徴的で、近所の子供たちに人気ではないかと思います。
ブランコは、よくある4連のもの。
砂場の周りには、巨大ブタやウサギなどのコンクリート遊具があります。
築山という「土木的遊具」の面白さに改めて気づいた糯田公園でした。
(2018年2月訪問)
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