「野+耕地」なので、野原のように雑な耕地をイメージしましたが、園内の記念碑によると「地味豊かな耕地」だったそうです。また、碑文には読み仮名が「やごうち」と書かれていますが、公園名としては「やこうち」が正式なようです。
■碑文より「野耕地公園」
この公園は、渕江土地区画整理組合事業として、組合員の土地提供により整地造成したものである。
敷地周辺は、地味豊かな農耕地で野耕地(やごうち)と呼ばれていた。この耕地の名をとり野耕地公園と銘名す。
昭和55年3月吉日建立 渕江土地区画整理組合
ただ、小公園の割にはアクが強かったNo.1810や1811と比べるといささか地味というか、標準的な児童公園の姿をしています。
区画整理地らしい長方形に整った敷地で、ほぼ全面が草敷きの広場状になっています。
外周部はサクラ、シイ、イチョウなど、これも標準的な樹木が取り囲みます。
児童公園の「三種の神器」といえば滑り台、ブランコ、砂場なのですが、ここにはブランコがありません。
もしかすると最近になって撤去されたのかも知れませんが、パッと見た限りでは跡地のようなものも見当たりませんでした。
その分というわけでもありませんが、この微妙なサイズの築山が遊びにバリエーションを与えてくれます。
ただまぁ、現実には子供の多い公園を嫌って犬の散歩や喫煙、トイレ利用などが集まってくるのではないかと思われる野耕地公園でした。
(2018年2月訪問)
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