若宮公園はNo.1740 東石切公園から南へ150メートルほど離れたところにある小公園です。
がしかし、わりと新しくて広くて眺めもよいNo.1740と比べると、だいたい真逆のものとなっています。
そもそも、公園内に今もお社や石碑があるので、もとは村の小さな神社の土地で半公共的な所有・使われ方をしていたものが、色々と経過があって市の公園用地に変わっていったものではないかと想像します。
出入口付近から園内を見渡したのが、下写真。
写真右手の少し林が濃いところの奥にお社、正面に白い砂場のフェンスが見える横手に石碑があります。見た限りでは、それぞれがその場所に存在することを前提として、公園施設を配置しているように思います。
こちらがお社。額には若宮大神と記されています。
祠は小さなものですが、ちゃんと鳥居もあり、周りには公園の規模からすると大きく育ったクスノキやケヤキなども見られます。
樹木が生えているところが少し盛り上がっているので、もともとは塚のような状態だったのかも知れません。辺りには古墳も多いので、素人目にはその可能性も感じられます。
こちらが石碑。若宮寶祚社と刻まれています。若宮「ほうそしゃ」あるいは「あまつひつぎのやしろ」と読むのでしょうか。
先の若宮大神と並べて、どちらも同じ神様を祀っているものなのか、別々のものなのかが今ひとつわかりません。やはり2つあるからには、2柱別々の神様を祀っていると考えるべきなのでしょうか。
それらを避けるように滑り台、ブランコ、砂場といった児童公園の定番遊具が並びます。
定番ばかりの中で少し目立っているのは、小さくて可愛いプレーウォール。
土中に隠れた恐竜の背中だけが顔をのぞかせているようです。
「若宮のあれにし庭にあけぼのの 光ぞさして花も咲くなり」中東白龍子
句碑に刻まれるほどは荒れてはいない東大阪市の若宮公園でした。
(2017年12月訪問)
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