No.1724 でも登場した横浜市緑区のUR十日市場団地周辺は、鶴見川の支流である恩田川に向かって緩やかに傾斜した北東向きの斜面地に、UR団地、横浜市の市営住宅、一般の分譲住宅などが連なっている住宅地区です。
十日市場南公園は地区の南の方にあり、地区内の幹線道路と、斜面上部の住宅とを結ぶように配置された小公園です。
上写真とは反対側から見たところ。
文字に書いてもわかりにくいのですが、中央や左手奥にある白い住棟から赤いモミジバフウ並木がある道路に向かう人は、自ずと公園内の広場、園路を通り抜けるような構造になっているのです。
この「自ずと」をさり気なく作るのは意外に難しく、よく設計者の意図しない所に踏み分け道ができている公園を見かけるのですが、ここは地形と園路の線形がマッチしていて、ふと気づくと公園内に入り込むようになっています。
団地の中をつい歩きたくなる十日市場南公園でした。
(2017年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿