東武・春日部駅の周辺では、駅の北側に旧・日光街道の粕壁宿(かすかべしゅく)の町なみが残っているのですが、その宿場町のメインストリートからは一筋入ったところに「まちなみ公園」があります。
ちなみに下の写真はメインストリートに残る白壁の建物。
こうした立地で「まちなみ」と言われると、白壁土蔵、瓦屋根、大きな社寺などを想像してしまうのですが、ここ「まちなみ公園」はあくまで洋風。ブロンズ像やゾディアックで飾られています。
「なぜ?」という気持ちを抑えつつ、自転車を持った男性の像の横を通り抜けて園内に入ると、三方を建物に囲まれた敷地内はほぼ広場のみ。
中央に丸く芝生地を取り、その周りを園路がグルっと取り囲んでいます。
この芝生部分の中央には、スペイン土産にありそうな眠り笑顔の太陽が描かれています。
そして太陽を囲む園路部分には、惑星や星座の描かれたタイルが敷かれているあたりがゾディアックです。
「星を探しながら、散策しましょう」という設計意図だと思いますが、なにぶん小さな園内をグルグル回るだけなので、歩いてもそれほど楽しくありません。
ほかに、園路の外側の植込みの中に、こうした半球体の物件がいくつかあるので、地球とか月とかを表現しているものと思われます。
座るには少し大きく、遊ぶには灌木に近すぎて危なっかしいので、まさしく装飾用なのでしょう。
座る人向けには、ちゃんとベンチもあります。
奥に見えるのは、公園の地下にある駐輪場の換気口だと思われます。
そんな中にポツネンと砂場があるのですが、ここで遊ぶ幼児の姿は、思い浮かべるのが難しいと言えましょう。
改めて「三方ふさがり敷地」の難しさを感じた、春日部市のまちなみ公園でした。
(2016年10月訪問)
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