1621/1000　新広尾公園（東京都港区）-日本1000公園

新広尾公園は、港区では古川、渋谷区に入ると渋谷川と呼ばれる川沿いにある公園です。
川の上に覆いかぶさる高架道路と、川に合わせて細長い形をしたビルとの間に挟まれて、なんだか谷底にいるような気分になる敷地形状をしています。

川沿いの植栽帯を除いて、実際に公園として使えるスペースは幅10メートルもないほどで、それが長さ130メートルくらいの区間続いています。
それでもざっくりと広場、遊具コーナー、フェンスに囲まれたボール遊び場があって、まぁまぁ使える空間になっているので大したものです。

遊具コーナーには、滑り台、ブランコ、揺れる動物遊具などがあります。
このコーナーにはベンチも多く、近くで働く人たちの隠れた人気スポットになっているようです。

一方、ボール遊びなどのできる投球場は、その細長さから、野球のブルペンのように見えます。
ここは一段と幅が狭く7～8メートルしか無いので、同時に投げられるのは2人までです。

川沿いとは言っても実際の水面とは数メートルの高低差があるのですが、１ヵ所だけ川面に近いところまで下りられるようになっていました。
水辺で憩う「親水」のためというよりは、転落した人を助けるため、災害時に船をつけるための場所のように見受けられますが、普段の公園としては見通しが悪くて管理上の欠点になりやすいと思われます。