由来は知りませんが、なんとなく有難い名前の冥加公園。
No.1505 観音町公園で登場した観音堂から200メートルくらいしか離れていませんので、観音様の冥加(ご加護)が届いているのかも知れません。
その姿は、敷地の西半分くらいがサクラの多い園地、東半分くらいが土敷きの広場になっており、広場の一角に滑り台やブランコなどの遊具がまとまって設置されています。
私が訪れたのが一月末だったということもあって、園地部分はなんとなく寂しい景色ですが、上にはサクラ、足元には老人会などが育てている花壇があって、きっと春になれば美しくなるものと思われます。
東半分の広場の方は、これと言って変わったこともない広場です。
しかし、こういう平坦で障害物の少ない土の広場というのが、遊び、地区のお祭り、防災行事等々、何にでも使いやすいというのも事実ですから侮れません。
広場のいちばん東端には、かつて児童公園の「三種の神器」と呼ばれた滑り台、ブランコ、砂場と、揺れる動物のロッキン・パッピーが並んでいます。
川崎の公園では、このような「横一列並び」に配置された遊具をよく見かけるような気がします。
トイレは、なんとなくデコレーションケーキを思わせるようなカラフルなものがありました。
ところで、この公園で気になったのは、散水用の分岐を備えたこの蛇口。
鋼管パイプむき出しの手洗い場は、川崎市では標準的に採用されているものなのですが、そこに2つの分岐が付け加えられています。おそらく、園地部分の花壇管理に必要だということで、後から追加されたものと思われます。
ジョウロでの水撒きでは追いつかないほどに花壇が盛んになって、「ぜひホース散水用の分岐を増やして欲しい」という住民要望があってのものだろうと思うと、やはり花壇が賑やかな季節に訪れてみたかった冥加公園でした。
(2017年1月訪問)
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