日本の都市公園は約10万ヵ所。その1/100なら行けるだろうと思って始めた覚え書きですが、1000ヵ所を超えても続いています。揺れる動物も集めています。

2016年12月23日

1363/1000 久我山東原公園(東京都杉並区)

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久我山東原公園は、京王・富士見ヶ丘駅から北西へ400メートルほど離れた戸建ての多い住宅地の中の小公園です。
この公園では、2016年(平成28年)に杉並区が敷地の北半分ほどを占める広場をつぶして保育所を建てる計画を打ち出したことで、反対運動の様子がマスコミ等で大きく報道されました。私が訪れた後、2016年8月1日に公園の一部が廃止され、保育所の工事が始まったそうですので、この記事は工事前の記録ということになります。

下写真は、なくなってしまう北側広場の端から園内を眺めたところ。敷地の中央付近にトイレ建物とパーゴラがあり、その北側が土敷きの多目的広場、南側は流れのある園地と遊具コーナーになっています。

パーゴラと、その奥にトイレ。

南側は中央に築山を置き、その周りが園路になってグルリと回れるようになっています。北側とは打って変わって、どちらかと言えば散策・休養向けの園地仕立てになっています。

築山の中に人工の流れがあり、下写真の井桁から湧き出て中央のトイレの方に向かって流れていく構造のようです。
敷地全体の元地形としては北が高く南が低いため、流れが逆向きになっていることに違和感を覚えてしまいます。

また、訪れたのは6月の平日だったため、水は流れていませんでした。軽く濡れているのは、訪問の前日に降った雨が残っているだけです。

築山の周りにはフクロウっぽい石像も飾られていました。

遊具は滑り台とラダー遊具が繋がった複合遊具が一基。あとは鉄棒があるくらいです。

と、こんな感じで、北側の広場が保育所になってしまうと、南側の園地だけでは元気の良い小学生が走り回るようなことはできないため、今までと同じようには使えなくなりそうな久我山東原公園です。

私はよそ者ですし、杉並区当局や議会の検討過程、区民への対応を逐一追いかけているわけでもないので適当に書き散らすことはできないのですが、周囲は比較的古い戸建中心のいわゆる閑静な住宅地だが公共空地(オープンスペース)は少なめ、一方で駅近なので小規模なマンションが増えていて子育て世帯が流入、そうした校区で一番大きな公園、とは言え2,170平米しかないので公園敷地としてはまったく余裕がない...といった状況ですので、いかにも揉めそうな場所だということは一見してよくわかります。
区当局も、ここを選んだ時点で、揉めることは織り込み済みだったのではないでしょうか。

日本全体で見ると人口減少に向かっているわけですが、マンションの建築ラッシュ等によって局所的・短期的には急増している地区というのが確かにあって、そうした地区では学校や公園が不足する事態になっています。
都市計画がきちんと機能していればコントロールできる場面もあるのですが、マンション業者の皆さんもそこはよく心得ていて、だいたい同じような地区に相次いで建ててきますから難しいところです。

杉並区による公園紹介ページ

(2016年6月訪問)

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