動坂(どうざか)公園は、江戸時代から名のある「動坂」の近くにある小公園です。
近くにあった文京区の解説板には、江戸名所図会からの引用として“千駄木に動坂の号あるは不動坂の略語にて、草堂のありし旧地なり”と紹介されていました。「不動」が「動」に略されてしまうとまるっきり意味が逆転するのでしっくりきませんが、江戸の人がそういうのなら仕方がありません。
動坂そのものには接していませんが、地形的には斜面地で、園内は大きく上下2段に分けられています。
上下段をまとめて上手に撮影できるポイントがなかったもので、上段側の崖ギリギリのところに作られた展望スペースを撮影。周りを見下ろしたところで特に何かが見えるわけでもありませんが、園内では一番のビュースポットです。
大まかに、上段は林間に遊具が置かれた広場、下段はキャッチボール場とトイレくらいという施設配置になっています。
上段の遊具広場は、滑り台、ブランコ、雲梯、鉄棒、砂場くらいなので、それほど賑やかなものではありません。
雲梯だけほかの遊具と比べて明らかに新しいので、わりと最近に導入されたものと思われます。
しかし雲梯に魚の顔と尻尾が付いただけで、こんなに楽しい気分の遊具になるとは知りませんでした。持つところが輪っか状なので、実際の使いやすさはどうかと思うところはありますが、アイディア賞ものです。
下段のキャッチボール場は、No.1355 神明公園のものと似たタイプのケージ付きです。
最近の公園では上部まで網をかけたものはあまり見かけませんが、文京区では普通のフェンスだけではボールが飛び出してしまう事態が多発していたのでしょうか。さすがは東京ドームの地元だけあると思わされる動坂公園でした。
(2016年6月訪問)
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