兵庫県川西市の多田グリーンハイツにある「そのまますぎるネーミング」の小公園を訪ねるシリーズ。第2回は蛍の公園です。
第1回のタコ公園の名前を聞いて「公園内に生物のタコがいる」とは誰も思わないわけですが、蛍の公園だと「清らかな流れがあって、季節になれば蛍が飛んで...」と考えてしまいます。
が、現実はこのように、住宅地の中の小公園に巨大な蛍が横たわっています。
蛍と知っているからそう見えますが、黙って見せられるとなんだかわからない虫、場合によってはナマズとかエビとか言われそうな正面顔をしています。
石の山遊具として見ることもできますが、実際にできる遊び方としてはツルツルの所を無理やりよじ登ったり滑ったりするくらいなので、どちらかと言えばオブジェとして捉えた方が良いでしょう。
それは、滑り台っぽく使えそうなお尻の部分に公園灯があって、ちゃんと光るようになっている反面、滑ることはできなくなっているところからも読み取れます。
このオブジェを考えた人も、「蛍のお尻が光る」ことだけは譲れなかったのではないでしょうか。
蛍のお尻の先はスタンド席状に段切りになった斜面地があって、土管のすべり台が置かれています。
土管の中はこんな感じ。向こうに蛍のお尻灯が見えています。
土管を抜けた先は大きな砂場で、おおむね蛍-土管-砂場で園内が構成されています。
いちおうブランコや鉄棒もあるのですが、蛍のインパクトの前には存在がかすれがちな蛍の公園でした。
(2016年6月訪問)
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