まずは「海」部分は、木造の舟型の複合遊具がシンボルです。
以前はペンキ塗装なしで木そのままの風合いだったのですが、いつの間に青・緑・黄・ピンクなどのカラフルなペンキが塗られていました。
遊具とは別に、トイレも丸太で方舟風の外装が施されています。
田舎の国道沿いにある「ハンバーグが美味しいグリルレストラン」のようでもあります。
複合遊具の傍らには、イルカ型の揺れる動物もあります。
そしてテトラポッドが遊具扱いで設置されています。
水飲み場は樽になっています。
ただの樽ではなく、船荷だと考えれば「海」ですね。
一方「山」部分は、シンプルに山です。
周囲は区画整理地でも一番低い一角で高低差が無いところなので、盛土で作られた山ですが傾斜がきつめで、周囲からポコンと盛り上がった感じです。
山の上からは滑り台が伸びており、船のある砂場へと飛び出していくことができます。
ガケ滑り台としては、シンプルな構造です。
穴の中を覗いてみると、ちょうど真ん中辺りに段ボールや毛布のようなものが落ちており、どなたか暮らしていた跡のように見えました。
遊び場としても長過ぎますが、雨露を避けるための場所にしても奥深すぎるようにも思います。
と、ここまで見てきたのは公園の半分くらいの範囲で、間に集会施設を挟んだ残り半分は、草敷きの広場になっています。
広場の一角には、女性の地位向上や社会奉仕を目的とする国際的な組織である沖縄ゾンタクラブの寄贈により「ゾンタの森」が作られていました。
実際は園路沿いの並木みたいなもので「森」と呼ぶには寂しいところがありますし、樹木同士の間隔が詰まりすぎているように思います。
このように善意が具体的な形になっているものは大事に育てなければなりませんが、植え方にも少し工夫が欲しい宇久増公園でした。
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