漢字は難しくないのに、読み方となると難しい木の花小路公園。
現地では「きのはな こみち」かと思ったのですが、帰ってから調べてみたら「このはな こうじ」でした。間違えそうなところを両方とも間違えていました。(T^T)
その名前のとおり、細長い敷地に道が一本通っており、小さな流れがあります。つくりとしては公園というよりも、林の中の小径の一部を切り取って残したような風情です。
大きな樹木はシラカシ、ムクなど、小さなところではクワ、クリなど。その他、かなり多くの植物種が残されたり植えられたりして、里山のように仕立てられています。
園路もウッドチップを固めた舗装で、林の雰囲気を壊さないようになっています。また、夏場の路面温度上昇を抑えて、昆虫なんかの移動を妨げないといった効果もあると思います。
資料によれば、開園は1998年。
おそらく、初めはもっと「つくりこんだ」感じがあったのでしょうが、林床の植物が増えてきて、かなり林の雰囲気が強くなっています。
とは言え、周りは完全に住宅地になっていて、自然に植物種が侵入してきて増える状況でもないので、初めに植えたものの定着が進んだのでしょう。
そんな林の雰囲気も長さにすれば20メートルくらいで、もう少し広くなっている場所もあります。公園全体で40〜50メートルくらい。
園内で見られる野草の写真などを掲げた掲示板もありました。公園の育成に携わる人たちがつくっているのだと思います。
また、井戸水を使った流れではホタルが見られるそうです。
「ホタルがいる」といっても毎年のように放流しているところもありますが、ここは小さな流れですが周りの林がしっかりしているので、園内で繁殖できているのではないかと思います。
けっして「自然」ではなく、ひと手間かけた「自然風」ガーデンなのですが、しっかりと育まれている様子が伝わってくる公園でした。
●武蔵野市による公園紹介ページ
(2014年8月訪問)
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