公園名の出どころについては、「北裏」という地名は公園から北に600~700メートルほど離れて市区境界を越えた練馬区関町に北裏交差点があり、武蔵野市にも練馬区にも「北裏公園」「きたうら公園」がありますので、古い時代の両市区にまたがる地名・字名としてあったのではないかと思われます。
おそらく「やまふく」も、この地域の小字名ではないかと思うのですが、今のところ資料を見つけきれていません。もしかすると寄付者の方の苗字など、ぜんぜん違った出どころかも知れません。
さて、現在の北裏やまふく公園。
敷地面積は298平米と小さく、敷地の中央付近に大きなケヤキがあるため、ほぼ、この樹のための公園と言って良いと思います。
そのほかの公園施設としては、健康器具、防災用のかまどスツールなど、今風のものが数点程度。
ケヤキに近寄ってみると、保存樹木のプレートが付けられていました。
保存樹木は『都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律』に基いて指定されるものですが、自治体によっては法律とは別の独自条例によって指定しているところもあります。
その中で武蔵野市の取り組みがユニークなのは、すでに大木になっている樹木だけでなく、将来的に大きく育てたい樹木も指定している点で、このケヤキも「22世紀には大木になって」という願いが込められた後者型の保存樹木だということがわかります。
武蔵野市の制度では、指定された大木の所有者は市に対して土地の買取請求ができるそうなので、ここも買い取られてできた公園なのかも知れません。
ところで、市のホームページで見てみると、整備当初には、もう一本、保存樹ほどではないものの大きな樹があったようですが、今は植え替えられて小さくなっていました。
個人的には、せっかく大きく育てるつもりの樹があるのなら、その周りに小さな樹を植えなくとも良いと思うのですが、それはそれとして「伐ったらちゃんと植え替える」という武蔵野市の姿勢には共感するところもあります。
●武蔵野市による紹介ページ
(2014年8月訪問)
おそらく「やまふく」も、この地域の小字名ではないかと思うのですが、今のところ資料を見つけきれていません。もしかすると寄付者の方の苗字など、ぜんぜん違った出どころかも知れません。
さて、現在の北裏やまふく公園。
敷地面積は298平米と小さく、敷地の中央付近に大きなケヤキがあるため、ほぼ、この樹のための公園と言って良いと思います。
そのほかの公園施設としては、健康器具、防災用のかまどスツールなど、今風のものが数点程度。
ケヤキに近寄ってみると、保存樹木のプレートが付けられていました。
保存樹木は『都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律』に基いて指定されるものですが、自治体によっては法律とは別の独自条例によって指定しているところもあります。
その中で武蔵野市の取り組みがユニークなのは、すでに大木になっている樹木だけでなく、将来的に大きく育てたい樹木も指定している点で、このケヤキも「22世紀には大木になって」という願いが込められた後者型の保存樹木だということがわかります。
武蔵野市の制度では、指定された大木の所有者は市に対して土地の買取請求ができるそうなので、ここも買い取られてできた公園なのかも知れません。
ところで、市のホームページで見てみると、整備当初には、もう一本、保存樹ほどではないものの大きな樹があったようですが、今は植え替えられて小さくなっていました。
個人的には、せっかく大きく育てるつもりの樹があるのなら、その周りに小さな樹を植えなくとも良いと思うのですが、それはそれとして「伐ったらちゃんと植え替える」という武蔵野市の姿勢には共感するところもあります。
●武蔵野市による紹介ページ
(2014年8月訪問)
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