No.917 の東公園、No.918の西公園に続いて、川崎市の沖合にある人工島・東扇島にある東扇島中公園を訪ねます。
前二者が海に面していたのに対して、中公園は内陸にある1.6haの公園(港湾緑地)です。
東公園や西公園と繋がる緑道が首都高速のインターチェンジを跨ぐところに大きな歩道橋が架かっており、そこから公園内を見渡すことができます。
写真奥に見える建物が川崎港のランドマーク・川崎マリエン。別に遠くもないのですが、雨が降っていたので少し霞んで見えます。
ここは会議室や体育館のあるコミュニティ施設なのですが、屋外施設としてテニスコートやビーチバレーコートがあり、中公園もこれらと一体的に管理されています。
公園そのものは投てき板のある芝生広場、桜に囲まれた芝生広場、後者の芝生広場の一部を改良してつくられたと思われるバーベキュー場などが中心となっています。
バーベキュー場は、剥き出しのコンクリートブロックやU字溝のベンチなど、かなり手作り感のあるものです。
いつ頃からあるものなのかわかりませんが、もしかすると芝生広場でのバーベキューが常態化してしまった後に、それをコントロールするためにコンロを設置したのかもしれません。
園内には貸し自転車があります。なんと無料。
この公園自体は小さいので、外の緑道を通ってNo.918の西公園の方まで行き来できるようです。
公園外に隣接するスポーツ施設としては、テニスコートとビーチバレーコートがあります。
海岸ではなく大型倉庫の隣にあるビーチバレーコートなので、雰囲気は今ひとつな気もしますが、聞けば国際大会対応規格になっており、毎年大きな大会が開かれているそうです。
そのほか、マリエンと公園とを繋ぐ車路が「らくがきひろば」になっており、管理事務所でチョークを借りて自由に落書きをして良いそうです。雨が降った後で消えていますが、落書きの跡がありました。
「これを目当てに!」と人が集まるほどではないと思いますが、少しでも色々な楽しみ方を提供しようとする姿勢には好感が持てます。
と言うことで、港湾の流通基地の中で周りに誰も住んでいないハンディはあるものの、色々と考えて頑張っている印象の東扇島中公園でした。
(2015年1月訪問)
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