「立石みちひろば」は、公園というよりは道路沿いの小広場で(もっといえば歩道が広くなっただけのようにも見えますが)、立石防災生活圏促進事業の中で、災害時に必要な避難路を拡幅するために沿道にあった老朽住宅を買収・撤去して整備されたものです。
資料によれば面積は221平米ということですが、写真のとおり歩道と一体化しているため、どこからどこまでがその範囲なのかはよくわかりません。
限られたスペースの中に、3種類の防災スツール、防災井戸、防火樹となるタブノキ(単木植栽)が所狭しと設置されており、防災機能そのものよりも啓蒙的役割が期待されていることがうかがわれます。
じっさい災害時でも、こんな道端でいきなり煮炊きをすることはそうそう無いと思います。
その限られたスペースの中に新たに加わった物件が、キャプテン翼銅像シリーズ・若林源三くんです。
銅像の背景にプレートを置いて立体+平面にすることで、コマ割+背景+人物によって構成されるマンガ的表現を実現させたことについてはNo.656 立石一丁目児童遊園で触れましたが、ここもプレートを使ってゴール前でボールを抱え、右手を振って味方に指示を出す若林くんを上手に表現しています(背景がないと、ボールをお腹に当てて踊っている子供に見えるかも)。
そして若林くんのトレードマークであるアディダスの帽子もしっかり再現されていますが、これについて行政内部は処理できているのかが気になりました。
アディダスからスポンサー料が出たり、逆に訴えられたり、さらには「行政が特定企業の宣伝をしている」と区民から苦情が出たりはしないのでしょうか?
もっとも、だからと言って帽子なしだと若林くんだとはわからないので困りますが(笑)
(2014年3月訪問)
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