657/1000 東四つ木公園(東京都葛飾区)

2014/04/26

葛飾区 身近な公園 東京都

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東四つ木公園は、京成押上線の線路沿いにある小公園です。
葛飾区の資料によると昭和59年に開園となっていますが、園内の施設はどれも真新しく、近年に大幅な改修がおこなわれたようです。

ほかの資料を見ると、このあたりでは木造住宅が密集する地区の住環境や防災機能を改善するための「東四つ木地区密集住宅市街地整備促進事業」が実施されていることから、これと関連付けて改修整備が実施されたと思われます。
そうした経緯もあってか、公園の出入口には防災とか安全とか避難とか、あとはゴミその他などのお知らせが多くて大変です。園名板だけでなく、掲示板も一緒に設置した方が良かったのではないかと思います。

公園を外から見るとこんな感じ。
線路沿いの道路も、整備・拡幅されたようですが、京成のこの辺りの区間では高架化の事業も動いているので、じきにこの景観も変わってしまうことでしょう。

現在の公園の姿は、やや変形の三角形をした公園の中央にパーゴラを置き、その片側を幼児向けの遊具広場、反対側を広場にしています。
遊具広場には大小2つの複合遊具、砂場などがあり、訪れた日は保育園児らしき団体で賑わっていました。

密集市街地の公園ということで、改修にあたって防災機能が大幅に強化されています。
園内には防災倉庫、かまど兼用スツール、非常用の洗い場やトイレなどが設置され、また緊急車両などが通りやすい出入口も設けられています。

葛飾区の公園にある防災倉庫は、小学校の体育倉庫くらいある建物の中に、災害時の消火・救出や応急活動に必要な資機材が収められています。
倉庫の外壁には収納されている資機材のリストも掲示されているので、近所の人なら「公園に行けば、あれとこれがあるな」と分かるようになっています。平常時からこうしたことを理解しておくことは、災害時の活動のために必要なことなので、けっこう重要なポイントです。

公園内にある色々な防災設備の説明看板が設置されているのも、同様の趣旨だと思います。

しかし、公園周辺の状況も色々と動き続けているので、公園の防災機能を知るだけでなく、いざという時の避難経路、避難方法なども、地区や家族で理解しておくこが大切です。それはハードではなく、ソフトの問題ですが。

●葛飾区による公開資料 東四つ木公園(防災活動拠点)

(2014年3月訪問)

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