宜野湾市と浦添市の境界付近にあたる嘉数高地は、沖縄戦の激戦地の一つです。
沖縄本島の中部西海岸に上陸した米軍は、首里城に置かれた日本軍司令部を目指して南下します。対する日本軍は、東西1km、標高70~80mほどのこの高台に多数のトーチカや地下壕を備えた陣を敷き、約半月の間、激しい戦闘を繰り広げました。
そんな戦跡ですが、今は緑の丘の上に、慰霊碑や地球儀をイメージした展望台などが置かれた公園になっています。
また、丘の麓には芝生広場や遊具広場もあり、地域の人が集う場所にもなっています。
展望台から見えるのは巨大な普天間飛行場。滑走路の正面にあたるため、大型の輸送機が公園の上空を飛び交います。
テレビニュースでも、この公園からの映像をよく見かけます。
(2012年3月訪問)
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