宝塚市の武庫山地区は、阪急・宝塚南口駅から西へ10~15分くらい坂道を歩いていく高台の戸建住宅地です。1950年代から徐々に開発されているのですが、その街の中心に武庫山公園があります。
資料によれば、開園は1952年(昭和27年)で、宝塚市で一番古い公園ということになります。面積は3,500平米あまりなのですが、山というか茂みの部分もけっこうあって、ちょっとしたワイルドさも楽しめます。
遊び場部分の真ん中には大きな砂場があり、その中央に何とも言葉では表現しづらいコンクリート製の遊具があります。
遊びの機能としてはよじ登ったり、穴をくぐったり、上から飛び降りたり、という動きになり、一般的な山遊具のように滑り降りる部分はありません。
本ブログでは、こうした不整形の遊具を表現するために「軟体動物タイプ」と呼んでいるのですが、これはそれとも少し違うように思います。世の中にある何かほかのもののどれにも似ていないと言うべきか。
あえて言えば「人の手」を2つ並べていると言えなくもないのですが、かなり無理して言っています。
「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」と言った、具体美術協会のことすら思い起こしてしまう自由さです。
その周りには、滑り台やブランコなどの一般的な遊具もありますが、見比べると、存在感ではどうしても見劣りしてしまいます。
オムツ型のバケット式ブランコなど、いつもならもう少しコメントを付けるアイテムもあったのですが。
今の遊具がダメなことな無いのですが、やはり巨大な一点ものには敵いません。
さて、遊び場部分から少し離れて、広場を抜けると、敷地外周の斜面林と繋がるワイルドな部分に入ります。
木立の中を通る園路は、大人であれば犬の散歩で通りすぎるくらいの長さですが、子供たちは鬼ごっこやかくれんぼで有効に使いこなすことでしょう。
園路沿いには、由来はよくわからない石仏や石塔が祀られており、局所的に荘厳な森の雰囲気を漂わせています。
林の中には、笹の葉で区切られた、謎の祭祀場も存在していました。
楽しい遊び場なのですが、謎も多い武庫山公園でした。
(2025年5月訪問)













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