No.3708 車塚公園の回に「地名の由来になった車塚の古墳は残っていない」という話が出ましたが、同じ町内にあるもう一つの公園は笹原公園。この一帯がいまは尼崎市の町名になっている「塚口」から連なる、笹原の中に塚(古墳)が目立つような地域だったことがうかがえます。
さて、この笹原公園は「防災公園街区整備事業」といって、防災上の危険性が高い市街地で、ある程度の規模をもつ防災公園整備と、周囲の市街地再整備とを一体的に進める事業により、平成の中頃に開園したものです。
ですので、はじめから備蓄倉庫などの防災設備が園内のあちこちに仕込まれています。
こちらが防災倉庫。
いざという時に自動車が入りやすいように、園内でも道路に近い場所に広場などとは離して設置され、また周りが舗装されているので、自転車遊びやボール遊びにも意外に使いやすいスペースになっています。
そこからまっすぐ北へ進むと、浅いせせらぎが作ってあります。
訪れたのが真冬だったので水を流していませんが、夏場には子供たちの水遊び場になるのでしょう。
でも、ということは電動ポンプで水を回していることになるので、災害時の水の供給には使えないのかな、と思います。
でもそこから西の方を見ると、丘の上に塔のようなものが見えたので、一瞬「給水塔?」と思ったのですが、すぐに遊具だと思い直しました。大きな塔の上から、長い滑り台が伸びています。
でも訪れたのは日曜日。遊具の周りには子供たちが溢れかえっており、近づいて写真を取れる状況ではありませんでした。
塔の傍らから、遊具広場を俯瞰した写真を一枚だけ。賑わい具合を感じ取っていただければと思います。
丘の北側には、災害時の避難場所になる大きな広場もあるのですが、こちらもボール遊びをしている子供がたくさんいたので、遠景の1枚のみで。
利用者が多くて人気の公園ほど書くことがなくなるという、本ブログの特徴を示すことになってしまった笹原公園でした。
(2024年1月訪問)
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