伊丹市の野間(のま)公園は、市内ではかなり南の、尼崎市の武庫之荘地区との境界付近にある小公園です。
もともとの野間の集落からはやや南に離れた区画整理地にあり、尼崎市域のNo.3706 友行公園からは200メートルほどしか離れていません。
区画整理は大変な手間と多くの人の参加・協力が必要な事業なので、園内の一角には、大変さに比例した大きな区画整理事業記念碑があります。これが1977年(昭和52年)建立なので、公園も同時期に開園したと思われます。
区画整理がされた住宅地内なので、全体に平坦で、整った形をした公園なのですが、1箇所だけ不思議なところがあります。
写真にするとあまり目立たないのですが、下写真右側のジャングルジムや鉄棒がある一角と、左側の広場との間に、数十センチの盛土が巡らされているのです。
もう少し角度を変えてみると、鉄棒と広場との間の盛土が、もう少しはっきりと見えてきます。地震で隆起したかのような、直線的ですがやや歪な形が、自然地形のような何とも言えない味を出しています。
すぐ横にある滑り台とブランコは、盛土に守られていません。
一部にはコンクリートの枠もあるので、自然地形ではなく盛土をしているのは確かだと思うのですが、わざわざ作ったものとしては、目的や役割がよくわかりません。
No.3706でも、宅地造成の時に余った建設残土を集めて土盛りをしたような痕跡を感じたのですが、ここもそうした理由があるのかも知れません
盛土の謎以外は、明るくて気持ちが良い野間公園でした。
(2024年1月訪問)
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