辰巳台公園は、尼崎市富松町の区画整地内、阪急神戸線がよく見える場所にある小公園です。
この付近の小字名が辰巳(たつみ)だった、北西に数百メートル離れたところに中世~戦国期の富松城という城があり、そこから見れば辰巳(東南)の方向ですから、何か関係があるのかも知れません。
そんな辰巳台公園ですが、道路と水路とで四方を囲まれた、一辺30メートルほどの整った敷地をしています。さすが区画整理地。
園内には滑り台、ブランコ、砂場、パーゴラなどがあって、あまりはっきりとした広場は取られておらず、遊具優占型のスタイルになっています。
滑り台は1デッキ2滑り部で、180度開脚のタイプ。
ブランコは4連。滑り台とともに、子供が公園に溢れていた時代の名残です。
こちらは、ほかではあまり見ない個性的な遊具。なんと呼ばれているのかはわかりませんが、少し太めの縦棒に、手足を引っ掛ける四角い手すりを取り付けた登攀遊具です。ジャングルジムよりもコンパクトに、それでいて似たような遊び方ができるので、廉価版として造られたものかも知れません。
柱の間隔と手すりの向きが絶妙で、柱同士を飛び移るような危ない遊び方を思いついても、ちょっと踏ん切りがつかないくらいの距離が開いています。
もう一つはこれで、はじめに見た時はラジオ体操台かと思ったのですが、そうではなくて遊具ですね。
登る、高いところに立つ、低いところに潜り込むといった遊び方ができますが、これも何と呼ぶべきか、名前が思いつきません。
古くて個性的な遊具を大切にして欲しい辰巳台公園でした。
(2024年1月訪問)
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