尾浜公園は、No.3691 名和(めいわ)公園とは、昆陽川を挟んで30メートルほどの距離にある小公園です。
下写真は、尾浜公園の出入口からNo.3691を眺めたところ。向こうの公園のクスノキがよく見えています。橋を渡ればすぐなので、双方の公園を行き来して遊ぶ子供もいると思います。
さて園内ですが、北は名神高速道路、南は昆陽川に接する南北約150メートル、東西約90メートルの広さがあり、街区ひとつ分を公園にしています。
元々は集落から離れた低湿な水田だった土地を、高速インターチェンジの設置などにあわせて区画整理した際に整備されたもので、敷地の中央に巨大な盛土山を築き、その南側に池と遊具広場を配置しています。
この公園の一番のポイントは、やっぱり中央部の盛土山でしょう。
公園によくある遊具的なものではなく、一周すれば200メートル以上あるくらいの範囲が、高いところは3メートルくらいまで盛土され、その上にサクラ、ケヤキ、マツほかの多様な高木が植栽されているので、「林の丘」と言えるほどの規模です。
その中を縫うように園路が何本か通っており、散策しながら季節の樹々を楽しむことができるのですが、植えられてから年数が経つ間にそれほど間伐されていないため、少し鬱蒼としているほどです。
おそらくは、田んぼを埋めた土地なので水はけなどがイマイチで樹木の成長が悪く、土を盛って埋め直すことで対策をしようとしたら、結果的に丘になってしまったのではないかと思われます。
その丘の南東側の一角には、池があります。
大きなひょうたん型をしており、くびれたところに橋が架けられたり、畔には六角屋根の大ぶりな休憩所があったりと、公園の規模からすればかなり豪華なつくりです。
中に立ち入ることはできない修景池ですが、上流の方は浅い流れになっており、そこは少しくらいなら入ることができます。でも訪れた時は、流れの方の水は枯れていたので、この池にどうやって導水しているのかは今ひとつわかりませんでした。
そして、丘の南西側が遊具広場。木立に囲まれた中に、複合遊具が1基と、幼児向けの遊び場があります。
複合遊具は、やや昔風の骨太なスタイルのものですが、滑り台とブランコとを軸に構成されており、小学生くらいでも楽しめるものです。
幼児向けの遊び場は、砂場の周りに広めに柵を巡らせて、その中に揺れる動物遊具を一緒に閉じ込めたもの。
散策場所が多くて大人には楽しいのですが、走り回ったりできる広場スペースがないため子供は飽きると思うので、代わりに林の中にもう少し入れるようになれば楽しい尾浜公園でした。
(2024年5月訪問)
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