京都市中京区の姉坊城(あねぼうじょう)公園は、東西の姉小路通と、南北の坊城通が交わる角地にあるから姉坊城と言うのだと思うのですが、京都の通り通りや地名のルールは独特で深入りするときりがないので、この話はこれくらいにして園内へ。
三方で道路に接しており、周囲に高い建物もないので、1,600平米あまりという数字以上に広く見えます。敷地の中ほどにイチョウやプラタナスなど背の高くなる樹木を植えて、周りに遊具をパラパラと配置することで、あまりハッキリとした広場を作らない形になっています。
遊具はまぁまぁ古いものばかり。しかし開園は1950年(昭和25年)なので、70余年の間には、さすがに一度は取り替えられていると思います。
滑り台は京都市標準のコンクリート製。児童向け、幼児向けが1つずつ置かれています。
でも幼児向けのものは、手すりがステンレス製になったり、滑り部の中央に窪みができて転びにくくなったりしていますので、いくらか新しいタイプのようです。
そして、京都市の古い公園でしか見たことがない、ハーフ土管遊具。
「この中に子供が入れるものなのか」、「入れる体格の子供はまだ小さいので、怖がって入ってくれないのでは?」などと考えてみますが、なにしろ本当に子供が遊んでいる場面を見たことがないので、真相はわかりません。
これまでにNo.1832 六条院公園やNo.2285 春栄公園で見かけましたが、それらよりも劣化・損傷が少なく、よい状態が保たれています。
また、これも京都市ならではの公園施設である、幼児用プールがありました。
設備的には古いものですが、遠くまで出かけなくても、ご近所で軽く水遊びができるというのは、小さな子供のいるご家庭にとっては嬉しいものだろうと思います。
トイレの中には、可愛いイヌの壁画もありました。
小さな子供の目線が届く高さではありませんが、まぁ大人だって可愛いイラストには心が和みます。
古き良き京都の公園アイテムが盛りだくさんの、姉坊城公園でした。
(2024年1月訪問)
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