壬生檜(みぶ・ひのき)公園は、No.3683 壬生公園と同じ壬生エリアですが、No.3683からは南西に500メートルほど離れた壬生檜町にある小公園です。資料によれば、開園は1937年(昭和12年)で中京区ではいちばん古い公園なのですが、10数年前に全面改修されて、現代的な公園になっています。
ということで、新しくなった園名石には、「檜児童公園 昭和12年3月竣工」刻まれた、改修前の園名標を活用したプレートが埋め込まれています。
園内は、園路によって幼児向け、児童向け、多目的の3用途に空間を分けて、シンボルツリーとなるヤマザクラや、ハナミズキなど季節の花が楽しめる樹木を多く使っています。
訪れたのが真冬なので、何ひとつ咲いていませんが。
幼児向けスペースには、滑り台が2つくっついた小ぶりな複合遊具、砂場、コンクリート製動物遊具などがあります。
キリン、ゾウ、ブタの動物遊具は、古いものを再利用していると思いますが、さすがに1937年製ではなく、1960~70年代のものと見えます。ということは、その頃に1度目の改修があったのかな、と考えます。
一方、児童向けスペースには、先程のものより一回り大きな滑り台や2連ブランコがあります。
まぁ児童向けと言っても、大人が一緒なら、小さな子供さんでも滑れるサイズの滑り台ですが。
当然、ブランコだって小さな子供さんが遊ぶこともできます。
そして、園内中央を通り抜ける主園路、パーゴラ、トイレで2つの遊具コーナーとは空間をしっかりわけた向こう側が、土敷きの広場になっています。
広場の周りを囲む園路は、ちょっとしたウォーキングなどに使えるようになっており、また広場と園路を仕切る膝丈の壁は、腰掛けとしても使えるサイズになっているなど、さほど広くない敷地に、コンパクトに機能を収めています。
新しさと古さとが上手に融け込んで、最近の京都らしい改修の姿だと感じる壬生檜公園でした。
(2024年1月訪問)
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