京都の壬生(みぶ)地区と言えば、かつては京都市街地から西に外れた壬生寺の門前であり、周りは田畑ばかりで京漬物にする壬生菜の産地、幕末には新選組の屯所が置かれた土地として有名ですが、現在はほぼベッタリと住宅地が広がっています。
そんな中、京福嵐山本線(嵐電:らんでん)沿いの、市街地にしては少し広めの公園が壬生公園です。
資料によれば、面積は約6,500平米あるのですが、8割方が高いフェンスに囲まれた多目的グラウンドで、残りの小さなスペースが遊び場になっています。
近くには、この規模のグラウンドを持つ公園はほかにないので、少年野球やサッカーなどに人気だろうと思います。
「遊び場スペースは全体の1/5」と聞くと小さいように聞こえてしまいますが、もともと全体が広めなので、けっして狭苦しいことはありません。
ただ、遊び場の中のスペースを区切る要素があまりないので、元気のよい小学生が走り回って遊ぶと、幼児は居場所がないくらいの規模感です。
遊具は京都市伝統の人研ぎ滑り台と、2連ブランコ、砂場くらいで、それほど種類が豊富なわけでもありません。
ブランコも、座板が昔ながらの木製パーツを使っているもので、これも京都市伝統のスタイルです。
パーゴラは、フジがとても良く絡まっているのですが、屋根や柱にサビが出てきているので、そろそろ交換時かも知れません。
というか、公園全体的に施設が老朽化しているので、リノベーションの時期が近づいているように思います。
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