葛飾区の東立石四丁目地区は、古くからの密集した住宅市街地で、消防車などの緊急車両が通れない狭い道が多いなど防災上の課題が少なくないことから、市街地再整備事業が実施されています。
この公園は、その事業の中で整備されたもので、現地では施設名称がわからなかったので、葛飾区の資料『東立石四丁目地区密集住宅市街地整備促進事業の概要』に掲載されていた「東西道路ポケットパーク」と呼びます。
宅地にすれば1~2軒分くらい、150平米あるかないかの角地がそれです。
角地を広場にすることで、道路による延焼防止効果を向上させることができ(焼け止まり)、また災害時に沿道建物が道路側に倒れ込んで避難路を塞いでしまうことが防げるとされています。
ただ、舗装された広場にベンチがあるだけでは、普段づかいには今ひとつなので、お地蔵様が移転してきて、少しでも人が集まりやすい雰囲気を作り出しています。
向かって右は子育地蔵尊、左の祠の中にはお大師様が祀られています。
真ん中の小さい方も、お地蔵様なのでしょうか。
それ以外はとくに紹介するところもないので、公園を出て家2軒ほど西へ進んだら、そこには旧地蔵堂がありました。
これはこれで風情がある建物ですが、道路拡幅工事の関係ならば仕方がない。
今後のお参りは、移転先にてお願い致します。
(2023年12月訪問)
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