和泉中央駅の南に連なるニュータウンのうち、青葉台にあるナンバーパークが青葉台1号公園です。
この付近では、造成した丘陵上に住宅と道路が置かれ、その間の谷間を使って緑道・公園ネットワークが作られており、No.3665 かぐらざき公園からは、この谷道で500メートルほどの距離で結ばれています。
交通安全上はこれで構わないのですが、住宅からすると裏側なのでどうしても暗い雰囲気になるから防犯上はイマイチですし、谷あいなので水気が多くて雑草は増え気味だしで、あまり良い構造ではないようにも思います。
さて、そんな谷あいの水脈に沿ってやってきた青葉台1号公園。
ここも公園全体が谷地形で、園内に開渠水路が流れている小公園です。
先に水路の話をすると、深さ・傾斜がある三面張のいかにも「水路!」な形状になっていて、公園施設として自然環境や水とのふれ合いについて語れるような扱いではありません。
水路の周りには厳重な柵が置かれており、ひとたびボールでも飛び込んだものなら、永遠に泣き別れになることでしょう。
この水路が、冒頭の緑道の下を暗渠になって流れていると思われ、ということは、やはり緑道に向かって周りの住宅地から雨水が集まってくるので、湿っぽくなることは仕方がない道だということになります。
さて、園内ですが、書いた通り水路とは縁を切るように整備されており、遊具、多目的広場などがある遊び場型の公園となっています。
多目的広場は背の高いフェンスに囲まれており、投擲板っぽく仕上げられたコンクリート擁壁もあるので、ボール遊びなどに向いています。
ただ、地区の集会所施設(あおば会館)が広場に面して建っており、もしかすると公園とは別施設で、会館付帯の施設扱いなのかも知れません。
広場から東に移動すると、遊具コーナー。複合遊具、幼児向け滑り台、揺れる動物遊具などが置かれています。
複合遊具はまだ新しく、ここ5年くらいの間に入れ替えられたのではないかと思われます。
遊具としての名前はわかりませんが、手足を使って横移動するパーツが充実しており、滑り台や登り棒だけの複合遊具よりも少しだけ体力が必要です。
幼児用の滑り台は、耳のような、豆のようなパーツが付いた明るい彩色のものがあります。これも新しいので、複合遊具と同時期に入れ替えたものと思われます。
遊具コーナーからさらに東に進むと、元地形のようでもあり、池が干上がったもののようであもある、謎の窪みが2つほどあリます。
自然環境としても、遊び場としてもイマイチの空間なので、どのような意図の整備だったのか知りたいように思いました。
歩いてみると色々わからないことが多い青葉台1号公園でした。
(2024年5月訪問)
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