仙台市の花京院(かきょういん)は、元々は江戸時代に存在した寺院の名前で、今は町名や通り名として残っています。
そこの花京院交差点に面したところに花京院スクエアという高層オフィスビルが建っており、その横に花京院緑地があります。
おそらく、この高層ビルを建てる時に一体的に整備された公園だと思われ、ビルのエントランス部分の緑地から、緑と園路が公園内に繋がっていくような構造になっています。
ただ、ビルの土地は人通りも多くこまめに清掃が入るのですが、それと比べると市の公園部分はのんびりしているので、やや薄ぼけたような状態です。
構造としては、ビル側の地盤が少し高く、公園の主要部は一段低くなっています。
その低いところが一面の広場になっており、これを囲むようにケヤキ、サクラ、イチョウなどの高木が植えられています。
と言っても、公園ができてまだ20年くらいなのでしょうか、どこに行っても大きな公園樹を見かけた仙台にしては、小ぶりな樹ばかりです。
広場をぐるりと一周する園路が通されていますが、人は最短距離を進むもの。広場の真ん中には、きれいな踏分道ができています。
次はもう少し緑が映える時期に訪ねてみたい、冬枯れの花京院緑地でした。
(2023年12月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿