3638/1000 志真志公園(沖縄県宜野湾市)

2024/05/28

沖縄県 宜野湾市 擬木の世界 身近な公園

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宜野湾市の志真志(しまし)は、おおむね琉球大学の北口と国道330号とに挟まれる一帯で、住宅地の中に学生アパートが混じり、国道沿いには飲食店なども多い地区です。

地形的には琉大と国道とが高く、間が少し窪んで低くなっているのですが、その低いところに志真志公園があります。

やや変形の敷地の全体が草芝敷きになっており、出入口近くにトイレ、奥の方に遊具とバスケットボールのハーフコートが設置されています。
メイン遊具は、コンクリート擬木がよく目立つ、がっしりとした印象の滑り台&ブランコ複合遊具です。

こうした遊具では、とくに意味もなく鉄棒まで繋がっていることがありますが、ここではしっかりと分離していました。

沖縄のコンクリート擬木の世界はとても奥深く、ここでは同じ丸太の木口面でも、平らに伐ったままの状態のものと、丸みを帯びるように加工したものとの両方を見ることができました。

鉄棒だけ丸みを持たせているということは、鉄棒遊びの動きの上で、角が立っているところに足をぶつけて擦りむいたりすることを懸念しての処理ではないかと考えます。

手すりの細丸太では、節が出ていないものもあれば、あえて節を目立たせる出節丸太もあります。
階段に使われている角材も、木口面の年輪の出方をちょっとずつ変えてあるという凝りよう。作り分け、使い分けの芸がとにかく細かい。


複合遊具の上から、公園全体を見渡すと、こんな感じです。傾きすぎなヤシの木は誰しも気になるので、次にくる時には伐り倒されているかも知れません。

そして最後はバスケットコート。隣接地に住宅がないわけではありませんが、写真左側の建物は市の給食センターなので、あまり音を気にせずに楽しめる配置にしてあります。
近くに大学や高校があるので、ご近所の子供たちのほかにも練習に来る人がいるかも知れません。

目立たないけれど、訪ねてみると意外に良い場所だった志真志公園でした。

(2023年11月訪問)

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