小屋ヶ谷池公園は、No.3634 狭間が丘4丁目児童公園の回に登場した狭間小学校のすぐ北側にあり、ニュータウン内に残した丘と池を取り入れた公園です。
小屋ヶ池がある谷筋が小屋ヶ谷なのでしょうが、谷頭の方も平坦に造成されており、かつての姿をわずかに残すのは、東西方向に長い池の南側の丘・林くらいです。
ということで、まずは散策道を通って丘のエリアに行ってみます。
丘の斜面はかなり急峻で、散策道以外のところには、そう簡単には入り込めない状況です。
池側も同じくらいの地形なので、安全対策のためか水際線からは離れたところに道が通るので、池への見晴しはあまり良くありません。
標高差にして10メートルほど高い頂部まで来ましたが、林に囲まれて見晴らしはそれほどでもありません。
12月で、コナラなどの葉は落ちた時期でこれですから、夏場はもっと鬱蒼として、湿っぽいくらいになっていることが、苔むした地面の状態からもうかがえます。
都市の自然環境や樹木については色々な意見がありますが、せっかく高台で見晴らしの良い場所を作ったのなら、せめてシラカシなどの常緑樹くらいは伐り倒して、もう少し明るい林にする方が良いように思います。
そういう視点で言えば、休憩所があるもう一つの小ピークの平場の方が、明るくて休憩するのにも向いた場所になっています。
ただし、訪ねた時は休憩所は老朽化のため使用禁止になっていましたが。
続いて、丘を下りて、池西の運動広場や遊具広場がある方へと向かいます。
この広場は、元々の池の川上側を半分くらい埋め立てて造成されていますが、ここでも池と園地との間にはしっかりと厚みのある植栽地があり、あまり池の存在を感じることができません。
そのさらに西側の子供広場までくると、隣に建つ集合住宅の前庭のような位置関係になり、同じ公園の中でも丘のゾーンとは違った使われ方をされていると思われます。
団地内の緑道ネットワークと繋がっており、歩く人も多い小屋ヶ谷公園でした。
(2023年12月訪問)
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