仙台駅前から西へ続く商店街のアーケードが途切れる先あたりは、江戸時代から続く魚屋の町だったそうですが、空襲で焼け落ちた後の区画整理で町の姿は大きく様変わりし、さらに住居表示の実施により肴町(さかなまち)という町名も亡くなりました。
そんな中で、わずかに名残を伝えているのが肴町公園です。
いかにも都心型の小公園で、広場を中心に少しばかりの遊具が置かれ、子供が遊ぶ事もできますが、それ以上に買い物客や勤め人の皆さんの休憩、運転手の皆さんのトイレ利用などが多そうな雰囲気です。
とは言え、周りにはファミリータイプのマンションも多いので、子供の遊び場として2連ブランコやラダー遊具などのニーズもありそうですが、どちらも少々古ぼけてしまっていました。
遊具はこの2点だけ。
そんな肴町公園で目立っているのは、小さな図書館。
ご近所の方々が本を持ち寄って、自由に貸し借りしているものと思われます。
この時は『からすのパン屋さん』や『ピノキオ』など、幼児向けの絵本がたくさん並んでいました。
夕闇迫る肴町公園でした。
(2023年12月訪問)
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