城東区の住宅地にある永田公園は、四周を道路に囲まれた長方形の敷地で、地区の集会所と一体的に、また中学校に隣接して整備された小公園です。
こういう形の公園は、どこにいくつ出入口を開けるかを少し迷うのですが、ここは4つの角全てと、中学校の門前に1つ、計5つも出入口があるので、どこからでも入り放題です。
園内は、遊具も木陰もベンチも多めで、朝から晩まで、いい感じに混み合いそうな雰囲気があります。
遊具でよく目立っているのは、大阪市に多い形の石の山遊具。
でも、この形を呼び表すちょうどよい形容が見つかりません。お椀、お皿、台形、丸、どれも少し合っていて、少し違っています。
でも、その形容のしづらい形こそが魅力で、まっすぐ登って滑るだけではなく、坂道を斜めに走ってみたり、岩山を逆に下ってみたり、色々な遊びが楽しめます。
もう一つ目立っているのは扇形のパーゴラで、幅20メートルくらいある全体に、みっしりとフジが絡みついています。
花が楽しめるし、夏はしっかりとした日影をつくるので、一つあるだけで公園の快適さがグッと上昇するアイテムです。
遊具については、滑り台や2連ブランコ、ジャングルジム、ラダー遊具など、小学生くらいまで楽しめるものが一通り揃っています。
ジャングルジムは、円筒がデコレーションケーキのように積み重ねられたタイプ。
こちらは幼児向け遊具コーナー。小さな休憩所の周りに、滑り台、ブランコ、砂場が集められています。
ブランコはバケット式の2連。
滑り台は背の低い幅広タイプ。大阪市では古くから採用されているものですが、乳児だと横向きに転がってしまうこともあるためか、最近は幅狭のものが採用されており、この公園のものも遠からず交換されるでしょう。
そして花壇には、涼し気なアガパンサスが咲いていました。
公園花壇の公共的な植栽ではあまり使われない花なので、ご近所の皆さんが育てているのではないかと思います。
花も緑も、遊びも憩いも詰め込まれた永田公園でした。
(2023年6月訪問)
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