大阪城の東にあって、今は海から7~8km離れている城東区中浜ですが、区役所のHPによれば、"中世の歴史によく出てくる新開荘の一つの集落であり、元禄14年(1701年)に書かれた『摂陽群談(せつようぐんだん)』にも人々から「奈加未村(なかまむら)」といわれていたことが記されています。中間村と呼ばれていたこともありましたが、後になって中浜と称するようになったとされています。また、平野川と千間川が流れていたころ、鴫野・森という二つの集落の中央に位置し、そこが川浜辺になっていたことから中の浜といわれていました。"とあります。
今は川には近いのですが、堤防で遮られて浜らしさはまったくない都心の住宅地になっている中浜地区にあるのが、中浜公園です。
約3,300平米あって、それが端から端まで見渡せる一枚の広場になっているので、住宅市街地の中の公園としては、かなり広く感じます。
その上、広場の外周部には、ちゃんと複合遊具やブランコ、砂場などもあるので、近所の子供たちには大人気だろうと思います。
大阪市の公園ではよく採用されている、幼児向けの滑り台やバケット式ブランコも設置されています。
ただ、広場が大きいことの良し悪しもあって、ちょっと日影が少ないかな、とも思います。高木もたくさん植えられているのですが、道路沿いのギリギリのところに多く、人が休める木陰になりにくい場所ばかりなのが玉に瑕です。
これなんかも、できれば屋根付きの休憩所にするか、フジなどが絡むようにして欲しいですね。
良いところが多いだけに、ちょっとした欠点が目についてしまう中浜公園でした。
(2023年6月訪問)
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