明石市東部を流れる朝霧川に削られた谷一帯は、昔から大蔵谷(おおくらだに)と呼ばれていました。
しかし、昭和時代に住宅地として開発される時に、「谷」地名を避けて「丘、台、山手」などの町名が多数付けられており、そのうちの一つである東朝霧丘に東朝霧丘クスノキ公園があります。
じっさい、この公園などは丘上が開発された端部にあたり、下の住宅の屋根が見えるくらいの高さがありますので、谷よりも丘の方がしっくりきます。
住宅を建てるには少し狭い、造成地の端っこの細長い敷地を使っており、砂場、滑り台、揺れる動物遊具が直線上に並べられています。
道路沿いには、園名どおりのクスノキが数本植えられています。
でもクスノキは、良い場所に植えれば見上げるほどに大きく育つ樹種なだけに、このように痩せた土地で小ぢんまりと育つように剪定されていると、どこか気の毒に感じてしまいます。
小さくまとめられている東朝霧丘クスノキ公園でした。
(2023年3月訪問)
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